ららら科學の子

矢作俊彦著、文春文庫刊、「ららら科學の子」を読んだ。
帰還後の日本での生活描写よりも、文革前後の中国でのそれのほうが興味ぶかかったです。ハードボイルドな?老人小説。
僕にとっての矢作俊彦は「気分はもう戦争」の原作者だったり「海からきたサムライ」の著者だったり、中学生が背伸びして読んでた大人の世界の入り口を示してくれるおじさんだったわけで。
本書を読みながらも昔読んだ彼の著作の匂いを思いだしてましたよ。やっぱり矢作俊彦はいいなぁ。
定価投資に対して90点。減点10は登場人物のほとんどがいい人な事。やな人とどうつき合うかを読むのが好きだから(^_^;)